真っ赤なアカハライモリへの道-2-
真っ赤なアカハライモリへ;;
1-
2022 年の繁殖で
以下の個体が得られた。まだyearling で陸上生活個体だ。
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この個体のsiblings;


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2-
ひょんなことから以下の単行本を持っていた;
THE RED CANARY (2003)
和訳本:赤いカナリアの探究(2006, 新思索社)
これを学んだ。
要約すると;
「赤カナリアで言うと赤色素濃縮遺伝子+カロフィルレッド(=カンタキサンチンの商品名byロッシュ)摂取が、必要だ。」
3-
2-の知見を拡大することができると思う。
「『赤い個体』の成立には遺伝的要因&(植物・微生物・由来の)カロチノイド色素の摂取が必要。」
多くの水槽生物や爬虫類・両生類では、
カロチノイド色素のアスタキサンチン, astaxanthin
を摂取させると、
「赤く」なるのではないか。
4-その理由。
例えば、アカハライモリの腹の赤い色はアスタキサンチン濃縮によると言うことがわかっている。
以下の論文;
An Ultrastructural and Carotenoid Analysis of the Red Ventrum of the
Japanese Newt, Cynops pyrrhogaster.
by K. Matsui, J. Marunouchi, and M. Nakamura.
PIGMENT CELL RES 15: 265–272. 2002
と言うことは、背中も同様でしょう。
5-以上のstudy に基づき a mission。
「a-astaxantinを効率よく摂取させる。
b-それにより赤みを充実させる遺伝的背景(genetic makeUp)を確立すること。」
このwebSiteでは、
1-の個体を「starting material」として、
「背中まで真っ赤なアカハライモリ」"増殖作戦(mission)"
を記録したいと思っている。
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